60歳代、男性、定年後、家事もする。
右膝裏が痛くて、レントゲンでは、異常が無く、痛み止め、湿布使用。
膝の動きは問題ない、腓骨がややねじれた感じはする。
足の裏の足底筋の所々に硬直がみられたので、健康サンダル？
台所の洗い物に、運動会の景品にもらった、足つぼマットを使用していました。
体全体を検査調整、右膝、足首、足指関節を調整
低周波使用して帰りには、曲げ伸ばし、歩いても痛みなし。
このパターンは、竹踏みが流行ったときに結構診ました。
レントゲン・痛み止め・湿布 と カイロでは、co2排出は、だいぶ違うと思いますがね～
竹踏みの場合は、足の裏全体が前後の動きで重心が移動し姿勢に影響が大きく表れていました。
しかし足つぼマットの場合は、足首が左右にねじれるような力が加わるだけです。
そのため足全体でバランスを取るため膝下に無理が加わったと考えられます。
また、健康サンダルとも類似していますが、足つぼマットの場合は踏む位置が移動できるので、自由な場所を押さえることが出来ます。
この症例では足の側面を押さえすぎて、筋肉自体にも痛みを出していました。
長期の使用では、足のうらが角質化した状態が診られることもありました。
長母指屈筋と長指屈筋、後脛骨筋は、足の後側から、踵の内側を通り足の裏に行っています。
ちょうど、足つぼマットの凸部が当るとコリコリしてツボを押している感じがしました。
これは、長母指屈筋と長指屈筋、後脛骨筋の通る足の側面から押さえすぎてしまい、膝裏の筋肉に痛みが生じたと考えられます。
スポーツで発生するシンスプリントも同じ筋肉であります。
このようなツボ押し機器や健康サンダルによる症状がシンスプリントとして扱われている可能性もあると思われます。
足つぼマットは、長時間の使いすぎに注意しましょう。