カイロで健康

O脚矯正スリッパ

O脚矯正スリッパで足が筋バリっていた症例を考えてみました。

■はじめに

50歳代、女性、立ち仕事。
肩こり、首痛、頭痛で年に数回来院

・症状と結果

うつむき時、左足が長く、骨盤を調整
足の長さを診る時に、あれ、足の外側に筋状の硬直がある。
足の裏・甲の調整時、ゴリゴリ音と痛みがあり調整。
いつもの首の骨1番、5番を調整。背中の5番を調整。
肩、首の筋肉を調整して、楽になった。

・あとがき

1ヶ月後、肩こりで来院時、前回の足はどうですかと聞かれ触診すると、筋バリはなく問題なし。
スリッパを替えたのに気がついて、替えたスリッパを、替えたそうです。

O脚改善・ダイエット用のスリッパで、フカフカした履き心地で外側が盛り上がっていたそうです。
来院まで、痛みもなく、気が付かなかったようです。

気が付かず、履き続けて、骨が変形してしまうのでしょう。
初期段階に気がついたので進行を防げました。
また、初期症状を知ることができました。

メルマガ1098号

立位では、膝は左右に動かない

O脚矯正スリッパ

O脚矯正足底板のように、足裏の外側を高くすることで、膝が内側に曲がりO脚を改善できるように思われますが、
立った状態では、膝は、曲がらないようにロックします。
足の内旋(終末内旋)が、わずかに行えるためO脚が、少し改善したように見えるかもしれません。

足裏の外側を高くすることで、曲がらない膝に持続的な荷重がかかり
外側靭帯、十字靭帯が、緊張し、膝に負担が加わり膝痛や膝の変形を作る可能性があります。


O脚矯正スリッパは、足首がねじられる

足の外側に筋状の硬直がありました。

台所など立った状態では、体は一体となり安定を保ちます。
膝も伸びて(伸展)ロックされます。
足裏の外側を高くすることは、体が不安定になりますので、どこかで吸収が必要です。
そのため傾きを、足の裏から足首までで吸収していると考えられます。

症例のように、痛みなく足底から足首までがねじられた事で、足の外側の筋肉や靭帯に筋状の硬直が作られてしまったと考えられます。

無理な矯正は、筋肉や靭帯に負担をかけ変形を引き起こすこともありますので気をつけましょう。

カイロで健康
「環境 足腰」