カイロで健康

三角座布団

三角座布団で、肩が不調になった症例を考察してみました。

■はじめに

60歳代、男性、運送業
最近、右肩が痛くて腕が挙げられなくなってきた。
首を回すとゴキゴキ音がする。

・症状と結果

まずうつむきで右足が短く、骨盤を調整。
首を診ると、かなり筋張っている。
1番2番と調整、5番が大きくズレている、ポキ音を伴い調整。
肩首、腕の筋肉、肩関節、鎖骨周辺の硬直を調整。
帰りには、腕が楽に上がり、首もスムーズに回る。

三角座布団

・あとがき

いつもと違い、首の5番が、大きくズレていましたよと、
首の中程を指して話していると、

あぁぁ食事の時に背もたれにしている三角座布団を、
横になった時、首にガッツリ当ててスマホのゲームをしているな~。
気が付かれたようでした。

なるほど、左向きで横にならないとスマホを左手で固定できない。
左首を押されたことで、右へ首の5番が大きくズレたと思われます。

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三角座布団をまくら

横に使ってみました

三角部位の頭部が高い場合と首が高くなる場合を比較してみました。
スマホを操作したところ、首を高くしたほうが、楽な感じがします。
なるほど、患者さんが首に当てていたのがわかりました。

首を高くした場合、背骨のラインは直線になり、負担が少ないように見えます。
ところが、首の部位でも支えているため、首の骨が押された感じを受けます。
このままで、ウトウト寝てしまうと、首の骨がズラされてしまうと思われます。


頚椎5番と三角筋・上腕二頭筋

三角座布団をまくらにして、首の5番がズレてしまうと

首の5番の神経支配は、肩の三角筋、腕の上腕二頭筋になります。
そのため、肩の突っ張りや腕が上げにくくなったと考えられます。

スマホ操作は、まくらでウトウト寝てしまうのに気をつけましょう。

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「環境 首・肩」