60歳代、女性、両親介護
1ヶ月前に、腰の激痛で、歩けなかった。
その後腰が伸ばせなくて、だんだん膝が曲げにくく、腰をかがめないと動けない。
腰をかがめて、テーブルまで移動。
左膝が、腫れて変形している。
使い捨てカイロを当てて揉んでいる。
うつむき時、左足が20mmも長い、腰も発熱、使い捨てカイロと湿布を6枚貼ってある。
左仙腸関節、腰の骨1番3番を調整、首の骨2番も大きなズレアイスパック使用。
4日後、2回目、腰をかがめて来院。
伸ばすと激痛が来る気がする。
湿布をまだ、6枚貼ってある。
この時点で、痛みの恐怖から脱するのに日にちがかかりそうだ。
うつむき時に両足は、そろっている。
左膝の腫れも減少しているが変形してしまっている。
12日後、3回目、腰はかがめているが、歩くのは大丈夫。
湿布の数が、4枚に減ってきた。
仙骨、首の骨2番を調整。
18日後、4回目、歩行時に腰は伸びている。湿布は無い。
歩くと膝の内側が痛いような気がする。
両膝、股関節を調整。
25日後、5回目、痛みは無いが、また痛くなってくる気がする。
腰も伸びて、普通に歩ける。
全体を調整。
32日後、6回目、本当に楽になった。
全体を調整して施療完
2回目には、痛みもなく大丈夫だったのですが、痛みが来ないか心配で、腰が伸ばせないし、湿布を止めることも出来ない状況でした。
精神的ダメージを回復させるのは、時間がかかりました。
ひさしぶりに、長い施療になりました。
なにかしていないと、激痛が再発してしまうと、思い込んでしまう。
なにかにたよらないと、痛みがきてしまうのがこわくて、現状を変えられない。
アニメ「アルプスの少女ハイジ」のクララは、歩けないと思い込んで、本当に歩けない、
症例のように思い込みによる痛み、クララと同じではないかと考えたのでした。
腰が伸ばせない、屈んだ状態で何度か来院されてました。
初回の施療後、テーブルから立ち上がるときに、腰は伸びていたのです。
しかし来院されるたびに、「伸ばすと激痛が来そう」と話されていました。
その事からも思い込みによるものだと、思われました。
歩行が出来るようになり、腰を伸ばさないといけない環境になるまで見守りました。
湿布が止められない
最初は、6枚、腰が見えないくらい貼っていました。
使い捨てカイロによる発熱炎症には、効果があると思われますが、連続使用期間が1ヶ月経っていましたので消炎効果は、低下していると思われました。
在庫が、あまりないようなので、減っていくのを見守りました。
精神的に専門ではありませんので、時間に解決をまかせています。
臨床現場では、回復に1ヶ月から3ヶ月かかっています。
精神が体に与える影響が大きいのには、おどろかされます。
思い込みによる痛みを、クララ症候群と名付ける症例でした。